中谷宇吉郎雪の科学館へ行った(石川県加賀市、2020/10/16)。

URL: https://yukinokagakukan.kagashi-ss.com/
(このブログからもリンクがある)

雪がどっさり降るよーって頃に投稿するのも偶然ではないかも。

一度行ってみたいのに加賀市が遠くてなかなか大変、とそれまでに何回か断念したが、去年秋に同じ県のTwitter友が運転を引き受けてくれた。この頃感染具合はまあまあ抑えられてた覚えがある。

レポ書くのが遅くなったのは、去年後半特に、仕事が低調でもオンラインをいろいろ聞こうとしてバタバタしていたからかも。遠方の方は旅行でもしているつもりで読んでいただければ。ただ、事実関係に間違いがあるかも。

加賀市は金沢の先の小松市のさらに先。お互い前日よく寝てなくて待ち合わせて、体調大丈夫か?てところはあったけど、無事にお昼くらいには着いてイタリアンを食べた。カニのパスタは高くてめったに選ばないのだけど、すごく甘かった。香箱ガニだったかと。新潟のこのカニだけでここまで甘みが出ていると店員さんに教えてもらった。加賀市は加賀温泉や片山津という温泉町があるところ(2023/09/03追記: 太字追加、訂正)。JRの最寄り駅も「加賀片山津温泉」だ。

午後に短い8Kの映画を見たくてこの日にした(リンクアーカイブ)。駐車場から広い広い芝生が広がっていて、海はすぐそこ。敷地内(真ん中くらい)に人口の池もあったけど、その日は角度的に見られなかった。映像は20分であっさり終わったので展示を見た。好きな人はだいぶ時間が潰せるだろうな。ちょうど幼い頃の宇吉郎についても展示をやっていて、同じ市にある大聖寺まで親が英語を習いに行かせたり下宿させたりしたそう。常設展示らしきところに後年ラジオ出演したときの肉声があって英語でのトークだったのだけど、きれいなイギリス英語に聞こえた。

平成15年によく似た「若き日の宇吉郎」という企画があったそうだ(リンク)。

雪や著書の展示はこんな感じ。

実験コーナーや実験装置(北大の研究室の再現らしい)もあった。氷のペンダントは、コロナ以前は自分で作ることができた。アルミニウムの鋳型に四角の氷を挟むと、自然に雪の形に抜ける。他にも、過冷却水が特殊な冷蔵庫に置いてあって、一瞬で凍る実験とか。冷蔵庫はお値段張ると聞いた記憶がある。ダイヤモンドダストと過冷却水は、下の動画で実演している。


宇吉郎の二女、芙二子さんは霧を扱うアーティスト。ご本人が常駐することはできないが、こんな感じだよという仕掛けが見られる。風で霧の形が変わる。下の方の動画で(昨年は中谷の生誕120周年だった)身内の方もいろいろ出演しており、芙二子さんは「石を何十トンも(だっけ?)グリーンランドに許可を受けて運んだ」と話している。そのグリーンランドや、確かアメリカでも中谷は研究しているのでその展示もあった。

手持ちが切れて行けなかったけど喫茶店があり、雪にまつわるフロートが飲んでみたかった。次こそ。

下のイベント、芙二子さんの霧を見ながら朝のコーヒーをというもので、時間的にも厳しかったし、定員がいっぱいになった。

おまけ。同行者のお姉さんの興味で、源平合戦ゆかりの場所である首洗池と尼御前岬に行くことになり、首洗池回って海まで行った。海ではだいぶ粘ったのだけどあまりいい写真は撮れず。波が荒く、高い場所から落ちそうだし怖いなと思いながら。

中谷の本は、有名な岩波文庫『雪』がうちにあったかどうか(埋もれてるかも)。他に古本などもあり、先日探したらKindle化されてる青空文庫はわずか。だけどPC版ならたくさん読める(リンク)。最近Kindleで『ピーター・パン』を読んだ。

本を読んだら、今度行ったときに感想も変わるのではないか。

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