どうやら、ずっと置いてけぼりな気がするんだ。いつからなんて判らない。
周りの人が幸せそうに見えるんだ。ほんとはあの人たちにもいろいろあるんだろうけど、そんなことが見えなくなるくらい。
翻訳業というのは、この話に出てくる声優さんと同じく、完全な実力社会なので、浮き沈みもあるし完全に自信を喪失することもある。すごく共感して見た。
Tokyo Storiesはどうも見ていなかったらしくてチマチマ見ていた。ネトフリ限定(多分他でも見られる)のシリーズで20話ある。そのほとんど最後にあるのが「きつねうどん」。ハルナとアキナというふたりして声優目指している友達どうしが、小林薫の営む「めしや」のきつねうどんに御利益があると先輩のインスタで知って、オーディションの願掛けに食べにくる。
そのうちアキナは声優のアイドルグループに入り忙しくなり、ハルナはコールセンターのバイトもうまく行かずオーディションも落ちてばかり。そこでハルナの前に現れた転機とは。
友達がライバルというのはこちらの状況がダメダメだと結構辛いものがある。ヒトとしては喜んであげるべきだと思うのに、本当に苦しいとき(生きているのがもう疑問、など)にはそれはできにくい。もっと親しくない人がSNSで作りこんでる?自慢を繰り返しするといやはやである。自分のメンタルのためには適当に目に入らないようにするしかない。いやそこまでするほどの人はほとんどいないけどね。
体調悪い→動けない→仕事獲得の努力ができない→仕事ない→お金もない→値の張る翻訳講座は受けられない→仕事ない→最初に戻る、みたいな。特にお休みしてた去年と一昨年ひどかった。翻訳トライアル(オーディションに似てる)はぼちぼち受け、体も休めてるけど、受注も回復してないし。
今は結局のところ自分の心をどう穏やかにするかが大事で、人がどうしようとわたしはわたし、比べること自体が辛くなる原因なんだ。と思っている。気持ちが浮上したのも周りの手助けのおかげで、結局ひとはひとりでは生きられない。この「きつねうどん」の話見てると、大事な友達の間に亀裂が入るのはよくある話なのかも。
ライバルの友達が幸運つかんだ時の正しい悔しがり方、ラスト近くでアキナがやってる。Tokyo Storiesも見終わったが、思い出したら第1シリーズから見返すかも。それとも「孤独のグルメ」にしようかな。